幼児期には自分で考え行動する力と、他者と上手く関わり人間関係を築く力の両方をバランスよく育むことが非常に重要です。本園では幼児の主体性と共同性を育むために全教職員がチーム保育に取り組んでいます。とくに、子どもたち自らがやりたいことを見つけて遊びや生活に取り組むことや、基本的な生活習慣の定着を図り援助していくことで、子どもたちの中に芽生える「自立心」を育み、さらに友だちと共に生活する中で喜びや葛藤の体験を重ね、自ら考え調整して行動できる「自律心」を養うことを目指しています。
子どもにとって遊びは何よりも大切なものです。遊びを通して意欲や意志力、思考力や創造力、感情・情動をコントロールする力、そして他者とのコミュニケーション力や折り合う力など、様々な非認知の力が育っていきます。幼児期に育まれるこうした力は、小学校以降の学びや人間関係の礎となり、生きる力の源泉ともなります。そうしたことからも附属幼稚園では、子どもたちの遊びを何よりも重要視しています。